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ブライドルレザーは、元々は馬具のための頑丈な革で、英国伝統のレザーです。 ブライドルは馬具の意だそうで、手綱などの強度が求められる用途で使われ進化してきました。 原料となる牛革に、なんどもロウを塗りこむ加工を施し、高い堅牢性を誇ります。 加工に手間がかかるため、長いものだと原料の加工に1年以上かかることもあるそうです。 また、出来上がったブライドルレザーは、強度がある硬い素材だけに製品に加工するのも職人の技術が無いと難しい素材でもあります。 ■白く浮き出たロウが本物の証、エイジングが進むと光沢が 加工の段階で何度もロウを塗りこむブライドルレザーは、新しいうちは表面に「ブルーム」白い粉が浮き出ます。 これは、浮き出たロウで、十分にロウが染み込んだブライドルレザーの証のようなものです。 使っているうちに、余分なブルームが落ちて、徐々に革本来の光沢が出てきます。 エイジングが進むとブルームが落ちていくのがブライドルレザーの楽しみです。 このブルームは徐々に落ちて馴染んでいくのを楽しむものですが、気になるという人は、柔らかい布や、レザー用のブラシなどでブルームを落としても構いません。 ■強度は高いが水には弱い 頑丈で長持ちするブライドルレザーですが、革共通の弱点として、水に弱いという弱点もあります。 水に濡れると、革が水を吸って水ぶくれのようになってしまいます。 すぐに拭き取れば大事には至りませんが、濡れたまま放っておくと膨れたまま元に戻らないこともあります。 ブライドルレザーは水に濡れないように注意しましょう。 梅雨の時期などは防水スプレーなどを使って水対策をして濡れないようにして下さい。 ■お手入れは適度に丁寧に ブライドルレザーのお手入れは、水に弱いので柔らかい布で乾拭きしましょう。 普段のお手入れはそれで充分です。 使っていると、油分が減って乾燥してくるので、適度のブライドルレザー用のクリームなどで補給してあげましょう。 これは数ヶ月から半年に一度ぐらいで十分で、あまり頻繁にクリームを塗ると逆効果で革を痛めてしまうこともあります。 手入れをしないのも問題ですが、手入れをしすぎても悪影響なのでその点はしっかり覚えておきましょう。